NEWS
2026.5.11
このたび、フロンティア理工学研究所では、株式会社東芝より岩永寛規氏を講師にお迎えし、下記のとおり第3回研究所セミナーを開催いたします。
岩永氏は、新規Eu(III)錯体を基盤とする透明な赤色発光材料を創成され、透明でありながら紫外線照射により鮮やかに赤色発光する繊維やフィルムなど、さまざまな応用展開を進めてこられました。
本セミナーでは、新規材料の創成に至る研究開発の経緯から、電子デバイス、セキュリティー、センシングなどへの応用可能性、さらに社会実装を目指した取り組みについて、これまでのご経験を踏まえてご講演いただきます。
研究者自らが発明の創出から事業化、さらにはその展開に至るまで深く関与された事例は大変貴重です。本講演は、本学の教職員・学生にとってだけでなく、地域産業界・経済界の皆様にとっても有意義な機会になるものと考えております。研究成果の社会実装や起業に関心を持つ学生にとっても、参考となる内容が多く含まれるものと思われます。
ご多忙の折とは存じますが、ぜひご参加いただきますようご案内申し上げます。
ご参考までに、透明蛍光体の紹介YouTube動画を併せてご案内いたします。
日本語
https://www.youtube.com/watch?v=r4DtKAnwhfU
https://www.youtube.com/watch?v=XEVQ1F7yZDA
https://www.youtube.com/watch?v=tM3kErvtdSQ
English
https://www.youtube.com/watch?v=EQDB0iwkT5k
透明蛍光体のリーフレットはこちら
講演タイトル:新規Eu(III)錯体の創成と電子デバイス、セキュリティー、センシング応用可能性の探索
講師:岩永寛規 氏
日時:令和8年5月27日(水)14時00分~
会場:岡山理科大学 加計学園創立50周年記念館 4階ホール
後援: 公益社団法人おかやま観光コンベンション協会
東芝では、配位子に異なる2種類のホスフィンオキシド構造を含む新構造のEu(III)錯体を創成し、発光量子収率とポリマー等に対する溶解性の向上を実現した。このEu(III)錯体をポリマーに溶解すると、室内光下では無色透明であり、紫外線を照射すると赤色に強発光する「透明蛍光体」が得られる。本講演では、透明蛍光体の電子デバイス、セキュリティー、センシング等への応用可能性について述べる。
岩永寛規 氏
株式会社東芝 Nextビジネス開発部 イノベーション事業推進室
蛍光体事業推進プロジェクトチーム プロジェクトマネージャー
立教大学大学院 理学研究科 客員教授
学位:Ph.D., MOT
米国PMI認定PMP
東京大学大学院理学系研究科化学専攻修士課程修了。株式会社東芝 研究開発センター、現・総合研究所にて、LCD、白色LED照明、OLED、有機薄膜太陽電池、ペロブスカイト型太陽電池等の研究開発に従事。専門分野は、有機合成化学、錯体化学。2002年、東京大学にて博士(理学)の学位を取得。
2024年5月、立教大学大学院理学研究科に「東芝未来蛍光分子プロジェクト研究室」を立ち上げる。
主な受賞歴に、文部科学大臣表彰若手科学者賞(2007年)、全国発明表彰 21世紀発明奨励賞(2007年)、東大IPC賞(University of Tokyo Innovation, Entrepreneurship)(2022年)、IDW’22 Best Paper Award(2022年)がある。
岡山理科大学 フロンティア理工学研究所 赤司治夫
E-mail: akashi [at] ous.ac.jp ([at] を @ に置き換えてください)
Copyright (c) 岡山理科大学 フロンティア理工学研究所 All Rights Reserved.